個人情報売買、初の実態調査。
消費者庁が、個人情報を売買する名簿業者の実態調査の結果を公表しましたね。
この結果は、情報取扱件数の多い15社に協力要請したところ、調査協力を得られた8業者からの聞き取りによるものなのだそうですが、どうやら、最大で延べ3億件の個人情報をデータベース化して保有していたり、保有していたり、同窓会名簿などを1冊約7000円〜3万円程度で買い取ったりしていたりしたのだそうです。
この個人情報は、学校の同窓会や団体会員などの名簿冊子と電子データの2種類が存在するようで、古書店や廃棄物回収業者、個人、同業者などから購入していたとのことで、電子データの買い取り価格は1件1円未満から50円程度だったのだそうです。
今の情報社会の中では、情報というものはとても大切なものなのですが、まさか個人情報が、たったの50円程度で販売されているのは驚きですね。
ちなみに、この個人情報を買っていたのは、不動産や健康食品、教材販売会社などで、販売価格は1件約2〜30円なのだそうです。
しかし、日本の人口が1億3000万に届くか、届かないかであるにも関わらず、3億件のデータを保持していた業者のデータの信憑性って、いかほどなものなのでしょうね。
つい先日では、経歴詐称が問題となっていましたが、個人情報を登録する際には、まともな情報を入力してしまうのは、ちょっと怖いですね。
名簿販売事業者における個人情報の提供等に関する実態調査報告書[PDF:846KB]
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