世界の死刑執行、過去最多
国際人権団体アムネスティ・インターナショナルによると、2015年の世界の死刑執行は過去25年以上の記録の中でも、最も多く執行されたそうで、死刑廃止国が世界の過半数となったとはいえ、25カ国・地域で少なくとも1634人の死刑が執行されたのだそうです。
死刑存続している国は、現在58カ国・地域となっていて、15年末時点で少なくとも2万292人の死刑囚がいるとみられているそうです。
とはいえ、この数字には中国で行われた死刑が含まれておらず、これまでも中国で執行された死刑は数千人規模に達するとみられているようで、中国の数字を入れるととんでもない数字になりそうです。
ちなみに、死刑の多い国は、イランで少なくとも977人、パキスタンで326人、サウジアラビアで少なくとも158人と言われています。
日本でも昨年、3人の死刑が執行されていますから、今後も人権の在り方を考えなければなりませんね。
とはいえ、死刑制度については、日本での世論は8割が死刑容認となっています。
死刑の犯罪抑止効果があるのかどうかも含め、死刑是非論の決着は容易ではありませんね。
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